〜手作りの器を直接被災地へ届けよう〜

 3.11の震災により東北地方を中心に甚大な被害が出ました。
私の実家岩手でも沿岸部の同級生の家が流されたり、家族でよく釣りに行った宮古や田老の港、海辺の街並みが跡形もなく無くなってしまいました。
 大学時代を過ごした宮城でも母校の学生が震災で尊い命を失いました。
今回失ったものを数え上げてもきりがありませんが、少しでも故郷東北の復興支援をしたいと震災直後から、いろいろと考えてきました。義援金という支援もありますが、やはり自分も一人の作り手として、想いを込めた「手づくりのモノ」で被災地の方々に何か貢献したいという気持ちが強くありました。
 
 栃木にいる私ができることはなんだろうか?と考えたときに、ものつくり仲間で、特に器の名産地である益子の友人たちの協力のもと、生活に必要な器を仮設住宅や施設に直接届ける支援をできないかと。 
 日常生活におけるいろいろな部分で不自由を強いられている東北で、生きる基本である衣食住の「食」の部分で少しでも豊かな気持ち、明るい気分になって欲しい、手づくりの器には大いにその力があると感じています。その想いからこのプロジェクトを企画しました。
光房 みち

目的

被災地のみなさまに楽しんでいただきながらその地元の復興に貢献すること
(設立当初:震災で大きくバランスのくずれた衣食住の充実を、少しでも良くすることを目指し、この支援を行う)

内容

 仮設住宅で不自由な生活をしている方々へ、生活に必要な器を自ら被災地へ届ける。
 また、陶器市イベントを開催し、実際に選んで楽しんでいただく。

手づくり支援のプラン

 栃木でも震災による傷跡が大きく、様々なところで影響が出ました。賛同いただいた、たくさんの作家さんのいる 益子や那須でも、地震の直接被害だけでなく、観光地消費の低迷など大きな被害が出ています。
 義援金を被災地に送るという支援もありますが、直接届けたいという想いと、キャッシュフローにより金額以上の大きな 付加価値で、東北だけでなく栃木も少しでも支援したいという想いが込められています。
一般支援金、作り手による器の提供、双方による支援でつくられています。 
賛同してくれる方々からの支援金
(一般の方々からの支援金+メンバー手づくりの募金促進グッズの販売、
 陶器市などでの一般募金、協賛店での募金)
協力作家さんへ
(器の製作代金を作家さんへ支払)
メッセージとともに梱包
支援メンバーで
施設/仮設住宅へ直接届ける
陶器市イベントを開催する
(岩手/宮城/福島)
 

これまでの活動実績  

  町のイベントなどコラボし、陶器市イベントを開催してきました。

 2011年7月    山田町 (4000個を無償提供)

 201112月  大槌町/釜石市 (2700個を無償提供)

 20127       陸前高田市 (800個を仮設住宅へ無償提供、3000個を格安提供)、

         売上は全額寄付(商店街へ514,100円)

 201212月  気仙沼市(1200個を格安提供)、

         売上は全額寄付(商店街へ335,800円)

 2013年6月  東松島市(1200個を格安提供)

         売上は全額寄付(東松島市へ255,660円)

 2013年12月  石巻市(約600個を格安提供)

         売上は全額寄付(商店街、手づくり市nomakiへ153,300円)

 2014年3月   石巻市(約700個を格安提供)

         売上は全額寄付(石巻市へ172,500円)

 2014年7月   南三陸町(約600個を格安提供)

         売上は全額寄付(福興市実行委員会へ168,300円)

 2015年2月   名取市(約1500個を格安提供※無償提供、約600個含め)

         売上は全額寄付(さいかい市場振興会へ263,400円)

 2015年9月   七ヶ浜町(約700個を格安提供)

         売上は全額寄付(七の市商店街、RSYへ180,600円)

 2016年3月   亘理町(約650個を格安提供※無償提供含め)

         売上は全額寄付(亘理町へ158,400円)

 2017年4月   南相馬市(約800個を格安提供※無償提供含め)

         売上は出店料を除き全額寄付(南相馬市へ102,100円)

 2018年7月   南相馬市(約100個を格安提供※無償提供含め)

         売上は全額寄付

 2018年11月   山田町(約500個を格安提供※無償提供含め)

         売上は全額寄付

   2019年7月     陸前高田市(約460個を格安提供※無償提供含め)

         売上は全額寄付(陸前高田ほんまる株式会社へ70,000円)

 

 

                      ※詳細は活動報告のページをご覧ください。
メンバー

 

①光房みち(吉田弘道)
 代表支援メンバー
 矢川士郎
 矢川杏子 
 小向麻子
 ホソカワカオリ 
 久木田日夏  ほか
*支援メンバーには発起人の友人や同僚、
 栃木在住の岩手、東北出身メンバーが多数います。
 
②賛同していただいた益子、笠間、那須など、栃木ゆかりの作家さん、茨城、埼玉、東京、福岡、愛知、沖縄、北海道など、現在100名以上の作家さんが支援してくれています。 

 

「作家紹介」のページをご覧下さい。

 

*参加していただける作家さんを随時募集しています。

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